現在のアパートが老朽化してしまい、この機会に建て直しをしたいと考えています。 借家人に明け渡しをしてほしい場合どうすれば良いのでしょうか？

契約期間が満了していない場合には、借家人との話し合いにより明け渡してもらう必要があります。（立退き料を払う等して明け渡してもらう）
期間の満了が迫っている場合でも、1年前から6ヶ月前までには契約を更新しないことを通知し、また契約更新を拒絶する場合には”正当事由”がないといけません。

正当事由とはなんでしょうか？

正当事由とは、貸主が自分でその土地を使用する必要性があったり、建物が老朽化し居住するには危険であったり、貸主に相当の事情がある場合の事を言います。
また立退き料を支払うことで正当事由が補完され解除が認められるケースもあります。

わかりました。
では、立退き料はそれくらい出せば良いのでしょうか？

立退き料に関しては、その時の事情によっても大きく変わってくるので相場と言うものはありません。
一般的な住宅の場合は、家賃の6ヶ月～1年分くらい、同程度の建物に引っ越す為の費用くらいを考えておいた方が良いと思います。

ですが、これが会社が賃借している場合には営業補償の要素も加わってきますので、数百万～数千万の金額が必要になってくる場合があります。
なにか不安な点がある場合には、弁護士などに相談して助けてもらうのも良いかと思います。

わかりました。
借家人と一度相談して、それで解決できない場合には弁護士さんにも早い段階で相談したいと思います。
ありがとうございました。