今住んでいるアパートを退去する時気をつけた方が良いことはありますか？ 敷金はちゃんと返還されるのでしょうか？

敷金は、家賃の滞納や故意による汚れや傷をつけてしまった場合に原状回復のために充当されるお金になります。
ですから、毎月家賃をしっかり払い、室内を綺麗に使用していればほとんどの金額が戻ってくると思います。
退去する時に気をつけたほうが良いことは、入居した時にすでについてあった汚れなどを、しっかり写真を撮って証拠を残しておくことも重要です。

普通に綺麗に使用していれば大丈夫なのですね。
では原状回復義務とはなんでしょうか？

原状回復義務とは、賃貸借契約では契約終了後に、賃借人は「原状に回復して」物件を大家さんに明け渡さなければならないということです。
また賃借物の自然・通常の使用収益において発生した損耗などは含まれません。

わかりました。
では、契約が終了して退去する時に、クリーニング費用や修繕費用を請求された場合は支払わないといけないのでしょうか？

借家人は賃貸借契約において通常損耗、経年劣化は時間と共にある程度当然生ずる事が予想されます。
仮に通常の使用で、借家人が原状回復費用負担する事になった場合でも経年劣化を考慮し、価値の減少分まで負担する必要はありません。
もし4年で退去した場合は、全額負担するのではなく50％の負担・10年で退去した場合は、0～20％くらいだと考えられています。

もし修繕費などのことで納得がいかない場合は、弁護士の方に相談してみてください。
いろいろアドバイスしてくれると思います。

なるほど、住んでいた年数によって負担額が変わってくるのですね。
もしトラブルになりそうな場合は、弁護士の方に相談してみたいと思います。