債務整理とは具体的にどのような方法があるんでしょうか？

借金が比較的少額で返済能力がある場合の方法から、借金が多額で返済能力がない場合の方法へと順にご説明いたします。

・任意整理
弁護士を通して貸主と借主の間で示談をし、今後の返済方法や利息などを交渉する方法です。
現段階では借金返済が難しいが、これから借金返済の見込みがある場合に最適な債務整理の方法です。

任意整理のメリットは、裁判所などを通さずに手続きすることが可能ということです。
また、デメリットは月々の返済額や利息を見直すことが目的ですがそれで残った元金は必ず払わなければいけないということです。

任意整理は比較的軽い場合に行われる方法ということですね。

そうですね。
次に特定調停についてご説明いたします。

・特定調停
簡易裁判所を通して任意整理と同じような見直しをする方法です。
今後借金返済が難しくなってしまう恐れがある、といった方に最適な債務整理の方法です。

特定調停のメリットは、費用が比較的安く他の債務整理の手続きに比べて早い段階で解決できるということです。
また、デメリットはブラックリストに載ってしまったり、借金返済が滞ってしまうと差し押さえられてしまう可能性があります。

早い段階で解決できるというのはありがたい方法ですね

そうですね。
次に個人再生についてご説明いたします。

・個人再生
借金のある一定額を決められた年月で支払うことで残りの借金は免除されるという方法です。
自己破産と違い、マイホームなどの高額な財産を手放さずに済む債務整理の方法です。

個人再生のメリットは、先ほども申し上げた通りですが自己破産と違って高額な財産を手放さずに済んだり、資格制限がないことです。
また、デメリットは負債総額が５０００万円以下であること、今後の収入に見込みがある人のみ認められる方法ということです。

自己破産の一歩手前のような内容なんですね。

そうですね。
次に自己破産についてご説明いたします。

・自己破産
債務の返済が不可能と裁判所で認められることですべての債務を免除してもらうことができる方法です。
裁判所で定められている基準では、２０万円以上の価値がある財産は処分されてしまいます。

自己破産のメリットは、すべての債務が免除されることや債務者からの差し押さえをストップすることができます。
また、デメリットは約５年ほどブラックリストに載ってしまうことや資格制限があることです。

以上が債務整理の内容になります。
自分の債務状況に合わせた内容でご検討ください。

とてもわかりやすくて助かりました。
ありがとうございました。